自宅で温かい日本茶を美味しく飲むなら、やっぱり湯呑みがいちばん!
とはいえ、いつものマグカップをそのまま使っている人も意外と多いのではないでしょうか?
素敵な和食器はちょっと敷居が高いけど、湯呑みならカジュアルギフトにぴったりの価格帯でも見つけることができます。
親しい方や大切な方に、寒い季節のリラックス時間を演出するおしゃれな湯呑みをプレゼントしてみませんか?
「陶磁器メーカー」「窯元」「作家」の3タイプに分けてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シンプルモダン!陶磁器メーカーのおしゃれな湯呑み
陶磁器の生産地を発祥とし、全国に幅広く製品展開している陶磁器メーカー。
品質を保ちながら大量生産できるのが特徴で、手頃な価格のブランドも豊富です。
日常になじみやすいシンプルモダンなデザインが多く、同じシリーズで揃えたり買い足しやすいことなども大きな魅力と言えるでしょう。
白山陶器『麻の糸 フリーカップ』
400年以上の歴史を持つ、波佐見焼の代表的な陶磁器メーカー「白山陶器」。
誰もが一度は見たことのあるほど有名な和食器が多く作られ、グッドデザイン賞も複数受賞しています。
『麻の糸』シリーズのフリーカップは、深い色と白磁の対比の美しさや麻を巻き付けたような繊細で不揃いのラインが印象的。
縁に向かって広がる持ちやすい形状で、お茶だけでなくコーヒーや紅茶、デザートやそば猪口としても活用できます。
インディゴ・セピアの2色展開。
SALIU(サリウ)『ころころ SA02』
出典:ロロ公式サイト
美濃焼発祥の岐阜県土岐市に本社を構える陶磁器メーカー「ロロ」。
日本を代表する陶器生産地の素材や技術を活かし、和食器から生活雑貨まで暮らしに役立つ様々な商品を展開しています。
ロロが手がけるオリジナルブランドSALIUの『ころころ SA02』は、その名のとおり丸く可愛らしい形が特徴の湯呑み。
土の上に重なる2つの釉薬の層と窯の位置によって変化する色合い・表情に、陶器ならではのあたたかみを感じます。
湯呑みとしてはもちろん、お酒のロックカップや甘酒などのドリンクにも。ホワイト・イエロー・ネイビーの3色展開。
studio m’(スタジオエム)『鎬文 丸湯呑み』

愛知県瀬戸市に本社を構える陶磁器メーカー「マルミツポテリ」。
陶器の製造で栄えた瀬戸の技術を活かし、海外の陶器からインスピレーションを得たオリジナル陶器を30年ほど前から展開しています。
マルミツポテリが手がけるオリジナルブランドstudio m’(スタジオエム)の『鎬文 丸湯呑み』は、細かく刻まれた鎬模様と深みのある釉薬がシックでおしゃれ。
ほんの少し口がすぼまった丸みがあるシルエットで、落ち着いた印象ながら可愛らしさも感じます。
家で飲むお茶の時間を想定して作られた湯呑みですが、茶托や菓子皿を合わせることで来客用にも活躍する上品なデザインです。
生成(白)・茶・藍鼠(グレー)の3色展開。
studio m’(スタジオエム)
鎬文 丸湯呑み
1,540円(税込)
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サイズ:径73×高さ71mm 素材:陶器 食洗機可・電子レンジ可
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公式ウェブストアで見る
オリジナリティ+品質も!窯元のおしゃれな湯呑み
窯元の多くは陶磁器の生産地に窯を築き、職人の手で器を焼き上げています。
規模は様々ですが、代々受け継がれている技法を守りながら量産体制もある程度整っているのが特徴。
オリジナリティと品質を兼ね備えた器を、手の届く価格で気軽に購入できる傾向があります。
手仕事のあたたかみが感じられること、好きなテイストで食卓をグレードアップできることなどが大きな魅力と言えるでしょう。
sen『森の3びき 湯のみ』
長崎県波佐見町にある「やきもの工房 京千」の新たなプロダクトラインとして、2010年にスタートしたsen。
「使う人のアイデアや想像力を引き出すような心くすぐるものづくり」をテーマに、器やオブジェ・アクセサリーなど多様なアイテムを作っています。
『森の3びき』シリーズの魅力は何と言っても、一つずつ手描きされた動物の味わいある表情。
素朴な眼差しでこちらを見つめるうさぎ・ねこ・ふくろうが、リラックス時間を楽しませてくれます。
湯呑みのサイズは大人の手に納まるくらい。少し反った持ちやすい形状になっています。
金善窯『バルーンカップ グレースノー』

有田焼の生産地に窯を築き、70年近く焼物を作り続けている「金善窯」。
「職人の息吹きや匠の技を継承して次の時代へさらに昇華させ、新しい有田焼を作りたい」という理念のもと、見た目と使いやすさを兼ね備えた器を手作業で生み出しています。
『バルーンカップ グレースノー』は、丸みを帯びた形が手になじみやすいロックカップ。
スノーという名のとおり、美しいホワイトとカラーのコントラストも印象的です。
ロックカップはお酒を楽しむためのものですが、お茶やコーヒーにも活用できるサイズ感。口当たりもよく、飲みやすい作りになっています。
伸光窯『黒マット黒ベルト 玉 湯のみ』

美濃焼の産地である岐阜県土岐市にて、1895年(明治28年)に創業した「伸光窯」。
受け継がれた技術を継承し、商品の品質向上につとめながら生活に密着した機能的でデザイン性豊かな製品づくりをしています。
『黒マット黒ベルト 玉』シリーズは、太いラインに入った大きな水玉模様がとってもキュート!
モダンな配色と美濃焼きならではのナチュラルな風合いで落ち着いた雰囲気もあり、オリジナルな魅力にあふれています。
心に響く味わい深さ!陶芸作家のおしゃれな湯呑み
陶磁器を作るために必要な技術を持ち、1つ1つの器を「表現」しているのが陶芸作家です。
作り手によって技法や表現が全く違うのはもちろん、同じ作家の同じデザインの器でも大きさ・形・色・模様・風合いが少しずつ異なる味わい深さ。量産品では得られない魅力です。
セレクトショップなどで取り扱われていますが、量産されているものではないため売り切れている場合も。一期一会を楽しむ気持ちで、お気に入りを見つけてみてくださいね。
日下華子『九谷焼 つばめ 湯呑み』
出典:うつわ家 膳
2009年に九谷青窯から独立し、石川県を拠点に活動している日下華子さん。
伝統の九谷焼をやわらかい絵付けでモダンに仕上げた、使うたびに優しい気持ちになる器が人気です。
藍色のつばめたちが自由に飛び回る「つばめ」シリーズは、特に人気の高い代表作。
器のどこかに小さな赤い実をくわえたつばめがいる…という遊び心も嬉しく、愛らしいアクセントになっています。
日下華子
九谷焼 つばめ 湯呑み
2,420 円(税込)
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サイズ:径97mm×高さ46mm 素材:磁器
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セレクトショップで見る
武曽健一『印花ちょこフリーカップ 飴』
出典:うちる
越前焼の産地として有名な福井県越前町を拠点に活動している武曽健一さん。
細やかで繊細な手仕事で、さりげない華やかさや存在感のある器を生み出しています。
手作りの印で一つ一つ模様がつけられた「印花(いんか)」シリーズのフリーカップ は、小さな花模様の素朴な可愛らしさが魅力。
光沢のある深い飴色が美しく、コーヒーや紅茶はもちろんお茶やお酒、おつまみやデザートカップとしても活躍しそうです。
西隆行『雫グラス 開型(大)』
出典:threetone
佐賀県有田町を拠点に、新しいジャンルの有田焼を追及している西隆行さん。
素材の良さを引き出す感覚や色彩表現に定評があり、独創的な器が人気の若手陶芸家です。
SHIZUKUシリーズは、真っ白な磁器に透き通った液体が自然に流れるような表現が特徴。
動きのある美しい佇まいに心を動かされ、うっとりと眺めながらお茶やお酒を楽しみたくなるカップです。